
遺品整理をしないとどんなデメリットやリスクが生じますか?

しかし、家族と一緒に住んでいる場合や一人暮らしでも持ち家であるなら遺品整理をしなくてもよいと考えています。
私が無知なだけかもしれませんが、個人的には遺品整理という言葉を最近になって知り、家族が一緒に暮らすのが当たり前だった時代は、遺品整理をしない家庭が多かったように思います。
実際に聞いた話によると、遺品整理業者の数が増えたのも最近だということなので、一昔前は需要があまりなかったことが予想されます。
我が家は私の両親と息子夫婦の三代が一緒に暮らしていて、父や自分が亡くなっても遺品整理を絶対にしなければいけないような状況ではないと思うのですが、遺品整理をしないとどんなデメリットやリスクが生じるか教えて欲しいです。もしデメリットやリスクが生じるなら、それを防ぐ方法も教えてください。

生前に契約したサービス料金が発生し続けるリスクもあります
遺品整理とは、故人が生前使用していた身の回りの品や思い出の品などを片付ける作業のことですが、それだけが遺品整理ではありません。
遺品整理には相続に関することや、その他にもお金に関するいろいろなことが含まれます。
最近ではサブスクでいろいろなモノを購入する方も増えています。そのことを残された家族が認識していないことも多く、遺品整理をしないでいると生前に契約したサービス料金が発生し続けるリスクもあります。
遺品整理により契約書類やクレジットカード履歴などを確認しない限り、なかなか気づくことはできないのが現実です。
持ち家の場合でも、亡くなった後に空き家になる場合は、遺品整理をしないことで犯罪や災害に巻き込まれてしまう恐れもあります。
長期にわたり放置された住宅は、内外ともに老朽化が進み、一般的な住宅に比べて犯罪や災害に巻き込まれるリスクがかなり高まると言われています。
遺品整理をしないことで、他の遺族とトラブルになる可能性を高めてしまいます。他の遺族が勝手に遺品を持ち出したり、相談もなく処分されたりすることも少なくありません。
このような問題を避けるためにも、できるだけ早めに遺族間で話し合いをして遺品整理を行うことをおすすめします。