
遺品整理をしないリスクやデメリットとは?

妹が一人いますが、彼女も仙台に嫁いでいて、これから相続をどうするか話し合うところです。しかし、田舎なので家が売れるかどうかも分からないし、売れてもたいした金額にはならないと思います。
私たちが知る限りでは家の中にも高価な遺品はないと思うし、私も妹も忙しいので、室蘭市に何度も行く時間がありません。
そこで、ゆっくり時間をかけて家など遺品の整理をしようと考えているのですが、遺品整理をしないことで起きうるリスクやデメリットがあれば教えて欲しいです。

犯罪に巻き込まれる可能性もあります
ということで、まずは相続税がかかるかどうかを確認しましょう。相続税がかかるのに遺品整理を怠ると、延滞税などの不必要な費用がかかるだけでなく、法的なトラブルにも巻き込まれるリスクがあります。
相続税がかからないからといって、遺品整理をしなくていいということにもなりません。遺品整理をしないと、故人が生前に契約したサービスの費用の支払いをずっとし続けることになるようなこともあります。
遺品整理は単なる物品の整理だけではありません。故人の未完の契約を終わらせる重要なプロセスでもあります。生前どのような契約をしていたかを早期に確認して、無用な費用の支払いを防ぎましょう。
今回は相続する家が遠方にあるとのことなので、犯罪に巻き込まれる可能性が高いです。
誰も住んでいない空き家は、住居侵入や放火、窃盗の温床となり得ます。特に遺品整理がされていない家であることが知られてしまうと、空き巣に狙われやすくなります。
放火による隣家への延焼は、家の持ち主に責任が問われることもあるので注意しなくてはいけません。
自分はゆっくり遺品整理すればいいと思っていても、他の遺族はそうは思っていなくてトラブルになることもあります。相続人が多い場合は特に注意が必要です。
遺品整理を先延ばしにすると、なかなか気持ちの整理がつないでモヤモヤした状態が長く続いてしまうこともあります。