
遺品整理の手順・進め方とは?

急いでいるわけではないのですが、誰もいなくなった室蘭市の実家は近いうちに売却しようと考えています。建物は古いので、もしかすると更地にしなければ売れないかもしれません。
家を取り壊すにもお金がかかるので、できれば建物付で売りたくて、遺品整理をして家の中をキレイにしようと思っています。
これまで遺品整理ということをしたことがなく、何から手をつけていいか分かりません。遺品整理の手順や進め方を教えてください。
あと、遺品整理を始めるうえで注意した方がいいことや覚えておくべきことがあれば、それも併せてご回答いただけるとありがたいです。

遺品整理を始める前には親族と相談することが大事です
遺品整理を行う際には、あらかじめ捨ててはいけないものをチェックしておくことも大切です。処分してしまうと、元には戻せません。
遺品整理を始める前には、遺言書やエンディングノートが残されていないか確認しましょう。このとき自筆の遺言書が見つかった場合は、勝手に開封してはいけません。
遺言書の偽造や変造を防ぐために、家庭裁判所の検認が必要です。開封してしまうと自分に有利な遺言が無効になってしまう恐れもあるので、このことはしっかり覚えておきましょう。
エンディングノートに関しては、法的拘束力がありません。故人の意思に従うかどうかは遺品整理を行う人に委ねられます。ただし、そこに財産や相続について記載されている場合があるので、遺品整理を始める前に確認しておきましょう。
次に、遺品の量や状態を確認しましょう。現状をきちんと把握することで、自分だけでできるか業者に依頼すべきか見えてきます。専門業者に依頼すれば、形見分けや相続などの相談にも乗ってもらえます。
遺品整理を自分で行うか業者に依頼するかを決めたら、遺品の仕分けを行います。作業を専門業者に依頼する場合でも、貴重品などの仕分けは自分で行うのがおすすめです。そうすることで、大切なものを捨ててしまったり誤って破損してしまったりする危険を最小限に抑えられます。
仕分けした遺品を処分して部屋の中を清掃すれば、遺品整理は完了です。