
遺品整理は誰がやってもいいの?

ということで、仕事も忙しいのでそれほど祖父のところにはいけませんが、最低でも月に1度は祖父の様子をみにいって、買い物などを手伝っています。
先日祖父に会いにいったときに、自分ももうそれほど長くないから、万一のときがくれば遺品整理はお前がやってくれと言われました。
一応自分でも物は減らすようにはしているけど、それでも家具や家電、捨てられないものもいろいろあるので、そのときは手間をかけて申し訳ないがよろしくお願いするとのことでした。
それについてはっきりした返事はしていないのですが、遺品整理は誰がやってもいいのでしょうか?遺品整理は誰が行うというルールがあれば教えて欲しいです。
あと、一般的にこのような状況では誰が遺品整理するかについても知りたいので、併せてご回答よろしくお願いします。

法的には法定相続人が行う義務があります
故人の遺品は、手続きによって相続人に所有権が移ります。そのため、相続放棄しない限り遺品整理の義務が発生します。
遺言書がある場合は、決められた相続人が遺品整理をします。遺産がなければ話は別ですが、遺言で定められた指定相続分は、故人の最終意思に基づくものであるため、法定相続分より優先する必要があります。
法定相続人が多数いる今回のようなケースでは、親族間のトラブルを避けるためにも遺言が残されていないか確認することが必要になります。
今回のようなアパートやマンションなどで一人暮らしをしている場合には、連帯保証人が遺品整理をするようなこともあります。
賃貸物件へ入居するときには、基本的には連帯保証人が必要です。一般的には親や子供、兄弟などの身内がなるケースが多です。しかし、友人などの知り合いが連帯保証人になっている場合もあります。
連帯保証人になれば、借主が家賃の支払いができなかったり設備を破損して弁償できなかったりした際に、代わって弁済しなければなりません。さらに、借主が亡くなった場合の遺品整理や清掃の義務も発生します。費用負担は、連帯保証人に一番の義務があります。
相続人がいない、または相続放棄をする場合には、相故人の財産管理を担当する相続財産清算人が遺品整理をするケースもあります。